モリアオガエル我が家の池
この池は1988年に私が作った池で、長さ約13メートル、幅は狭いところで1.3メートル広いところで3.5メートルあり、水は75センチ入っています。
毎年、ヒキガエルや一般の小さな蛙たちが産卵にやってきて、現在はオタマジャクシが何千匹かそれ以上なのか分かりませんが泳いでいます。
自然の中の池なので、イモリ、ミズカマキリ、タガメなどのオタマジャクシにとって天敵も生息しています。
また、ボウフラよけに金魚を10匹程度飼っています。(蛙の写真は2008年のものです)

池の製作については何でも作ろう

卵塊 6月8日

昨年は5月末から大きな声で鳴き始めましたが、今年は小さな声で鳴いていました。
弱弱しい声だったので今年は産卵はあきらめていましたが、昨年より1日遅れで産卵しました。
昨年は相手を探すため、遠くまで聞こえるように大声で鳴き、今年は昨年のメスが近くに来ていたために大声を出さなくてもよかったのかも知れません。
大きさは昨年と同じくらいで、昨年と同じ場所に産卵しましたが、この場所は池より20cm程度外側のため、オタマジャクシが孵っても池に落ちず、道に落ちてしまいます。
この周辺はヘビも多くすぐに嗅ぎつけて食べに来るので、早速モリアオガエル用の仮設池に避難させました。

籠にて保護 この、仮設池は昨年衣装箱で飼育しましたが、結果は思わしくなく反省し早速昨年中に作りました。
毎年来てくれるなら、恒久的なコンクリート製の池を作っても良いと思っています。
数日前、落ち葉など沢山入りどす黒くなっていた水を替えて準備は整えていました。

早速、枝から卵塊を切り離し、仮設池の上の籠に入れ、籠の蓋をかぶせて重しを乗せておきます。
雨にも当たりますし、オタマジャクシが孵れば自然と池の中に落ちるはずです。

モリアオガエル用仮設の池 仮設池の全体の写真です。土嚢を積み重ねてシートを中に入れただけの簡単なもので、昨年のうちに耐圧テストや水漏れテストなどは行いました。
幅1.8メートル長さ2.5メートル程度のものですが、簡単に誰でも作れますので、子供の水遊び場なども同様にして作れます。
太陽熱を使ってお湯が沸かせれば、モリアオガエルに使うのは約2ヶ月、残りの月は露天風呂に使えるのですが残念ながら無理のようです。

昨年は始めの産卵から5日目に2個目の卵塊を見つけました。これは別の蛙が産みつけたかは分かりませんが、もし今年も13日か14日に2個目が発見したなら、同じメスが2度産んだようにも思う事が出来ます。
あくまで推測の域を出ませんが、庭に何匹もモリアオガエルがいるはずもないと思っています。

6月19日

期待していた第2の卵塊は未だに見つかっていませんので、前回書きました同じ親が2度産卵するという推測は成り立ちませんでした。
昨夜もカエルが鳴いていましたので、産卵する可能性がないわけではありませんが、多分今年は1個だけになると思います。

そして今朝、仮設池の中でオタマジャクシが泳いでいました。これからが大変な育児が始まります。

モリアオガエル用仮設の池 6月23日

昨日は大雨が降り、池が増水をしてオタマジャクシが流される事を心配していましたが、ギリギリのところで止まって流れ出た形跡はありません。
早速増えた分だけのの水抜きを行いました。
卵塊の中はオタマジャクシは皆出たようで空になっていました。卵塊の白い泡のようなものは食べると言うので池の中に入れておきました。
オタマジャクシは孵化してから1週間程度、お腹に食料を持参しています。
ほうれん草を茹でて与えましたが、まだ持参した食料があるようで、見向きもしませんでした。
現在大きいもので、15ミリ程度の大きさで、あまり動くことはなくじっとしています。
写真はホウレン草を茹でて割り箸を浮き代りにして浮かせて入れておきました。

6月25日

23日には食べなかったホウレン草、2株殆ど食べてしまいました。4株茹でて3株をモリアオガエルに1株をヒキガエルに与えました。ヒキガエルのオタマジャクシが不公平だと言っているようです。
私はこの数年ホウレン草は食べていません。私より贅沢な食生活、2−3日後にはゆで卵の黄身を与える予定です。
未知の世界、一度の失敗は誰でもします。二度失敗したら馬鹿と言われそうな気もしますので今年は上手く育ちますように。

ホウレン草 6月27日

昨日小型のカメラで撮ったものですが、望遠で撮影したためにボケてしまいました。
仕方がないので今日、三脚などを持って撮影に行きましたがホウレン草に一匹も寄り付いていませんでした。
オタマジャクシにも食事時間があるようです。
一つの卵塊にどの程度の数の卵を産むか分かりませんが、仮設池全体で150匹以上はいると思います。
モリアオガエルの飼育は昨年も行いましたが、途中で失敗し大きな池に放してしまったため記録はありませんが、ホームページで調べると凄く早く成長するようです。
19日に一部オタマジャクシを見つけましたが、多く池に落ちたのは多分20日になってからでしょう。

育ちました モリアオガエルの場合は孵化して何日かは卵塊の白い泡の中で生活してから出てきます。
その時の大きさは15ミリ程度で頭の部分も小さく弱弱しい感じでした。
それから1週間経ちました。現在のオタマジャクシは26ミリ程度に成長しています。
(五円玉の直径は約22ミリあります。ヒキガエルの尾が短いのは退化が始まっているかも知れません)
4匹のうち1匹はヒキガエルのオタマジャクシです。少し黒く足が出ていますので分かると思います。
ヒキガエルのオタマジャクシは孵化して2ヶ月位経過しています。
モリアオガエルは生まれて1週間で同じような大きさになり成長の速さは驚異的な蛙のようです。

順調に育っているようですが、まだ安心できません。
今近所ではイノシシの被害にあっています。イノシシなら仮設池を壊すくらいは簡単なのです。
また、蛙に変態する頃ヘビが蛙の臭いを嗅ぎつけてやってくるかも知れません。後1ヶ月育児も大変です。

オタマジャクシ 7月4日

6月20日に池に落ちてから2週間が経ちました。
毎日見ていますのでそれほど変化は感じられませんでした。
1週間前に写真を撮りましたので、2週間も記念写真を撮ってみました。
ヒキガエルは手(前足も出てきました)カエルらしくなると一回り小さくなるので単純には比較できません。
5円玉の写真は今回の方が小さくなっていることも考慮に入れて比較してくださいね。
今回感じたことは、凄く動きが良くなったことです。前回はおっとりしていて網で捕らえるのは簡単でしたが、今回は逃げ足が速く捕まえるのに苦労しました。

ヒキガエルは毎日のように少なくなっていますので、育ちの良いものから旅立っていったものと思われます。

メダカの餌 検索でオタマジャクシの餌を調べますといろいろな物を食べさせているようです。
スイカを良く食べると書いてあるものもありました。スーパーで見ると高価なので買うのをやめました。
メダカの餌も食べるというので、この餌は買ってきて与えました。
オタマジャクシは何でも食べると言う事です。うどんでもパンでも自然界のものは何も与えなくとも何かを探して食べています。
オタマジャクシに関しては餌にこだわることはないと思います。
ヒキガエルのオタマジャクシは死んだメスの親カエルも綺麗に食べて骨だけ残します。

我家のオタマジャクシの生育予測は多少のずれはありますが次のようになります。
7月15日頃に足が生え、19日頃に手が生え、23日頃に旅立ち。

オタマジャクシ 7月11日

6月20日にオタマジャクシが仮設池に落ちてから3週間が経ちました。
今週も成長の記念写真を撮りました。モデルは毎回違った個体です。
ヒキガエルは旅立っていきましたので今回は撮っていません。
では、この3週間の成長を比較してみましょう。
この計算は私のパソコン上の測定ですので、見るパソコンによって測定値は変わりますがオタマジャクシの長さは同じになるはずです。
7日目は写真の5円玉は37ミリ、オタマジャクシの長さは44ミリ、実際の5円玉は22ミリ、実際のオタマジャクシの長さはXミリ
計算式にしますと      37:44=22:X ・・・ X=26ミリ
14日目は同様に計算して 30:45=22:Y ・・・ Y=33ミリ
21日目は同様に計算して 33:70=22:Z ・・・ Z=46ミリ となります。 (小数点以下切捨て)
今46ミリ程度まで育ったことになりますが、中にはあまり成長しないオタマジャクシもいます。 

ゆで卵とホウレン草 これが主なオタマジャクシの餌のホウレン草とゆで卵。
ゆで卵は1日1個与えていますのでこれらは大体3日分の食料になりますが、ほぼ食べ終わってから次の餌を与えています。

前回書きました成長予定は他のホームページなどを見て割り出した予定日ですが、それより大幅に成長が遅れるかもしれません。
皆さんは水槽などで飼っているため、水温が高めですが、ここは標高700メートル以上で外気が低く、また3日に水(1/3程度)を替えていますが井戸水をそのまま使うため水温が更に下ります。
4週目で足が出てくれることを願っています。反面我が家計は毎月足が出ています。

肉を貪るオタマジャクシ 7月18日

今日で4週間経ちましたが足もまだ出てきません。
多少は大きくなったように見えますが、体形に変化はないので成長写真は撮りませんでした。
ホウレン草の餌は今日から中止し、豚肉を与えたところ凄い勢いで食べていました。(写真)

一日おきに水を三分の一ほど替えていますが、サイホンで出しているのでホースに吸い込まれて出てきてしまうオタマジャクシがいます。
よその成長と比較して温度が低いので遅れていると思い、出てきてしまったオタマジャクシを衣装箱で1週間ほど育てました。
結果は食欲がなくなり、仮設池のものに比べ元気なくぐったりし、全然大きくなりませんので、再び仮設池に放しました。
我家のカエルは縞の入ったもの、ブログやホームページのものは縞のないものなので種類が違います。単純に比較しない方が良いかもしれません。

7月25日
体長60ミリ足が出てきました
今朝9時の気温が19度と肌寒さを感じます。仮設池の水温は16度程度だと思います。家の中で飼うのと違いなかなか成長しません。
オタマジャクシになって5週間経ちました。体長は60ミリになり、まだ小さいが足が出てきました。1週間後が楽しみです。

排水路 昨夜は強い雨が降り仮設池の水位を心配していました。
水を少なめに入れておきましたので大丈夫でしたが、池の縁で小さな蛇がオタマジャクシを狙っていました。
少し食べられたかも知れません。捕まえようとしましたが逃げられてしまいました。
水位を下げれば蛇などが心配ですし、水位を上げれば大雨の時水と共に出て死んでしまうことが心配でした。
一番低い池の縁に臨時に排水路を取り付けることにしました。
これなら、大雨になり仮設池が氾濫しても水路を通って水と共にオタマジャクシが大きな池に流され死ぬことはないでしょう。
6センチに育ったオタマジャクシを金魚も食べないと思いますし、動作が速くなったので他の動物に食べられることも少ないと思います。

足が少し大きくなった 8月1日

オタマジャクシになって6週間経ちましたが、なかなか成長しません。
先週より少しだけ足が大きくなったような気がします。
この程度の成長では孵化して2ヶ月過ぎに変態するようになりそうです。
ヒキガエルも2ヶ月過ぎてから変態していますので、自然の中で育てた場合その程度の期間は必要なのかもしれません。
育ちが遅いからと言ってイライラせずに、のんびりと育つのを待ちたいと思います。

8月5日

仮設池を良く見ると前足の出ているオタマジャクシがいました。吸盤があるのでシートを這い上がる事が出来ると思いますが板を入れてみました。
何匹か板の上に乗りましたが、写真を撮ろうと近づくとすぐに水の中に潜ってしまいました。まだ尾が長く本格的上陸は来週になるでしょう。
オタマジャクシは足が出て尾が小さくなる頃には、尾の栄養分で生活するとあるブログに書いてありました。
そのためか入れた食料が残るようになりました。

8月8日

6月8日に産卵し上陸するまで約2ヶ月かかってしまいましたが、無事に育ちホッとしています。
全てのオタマジャクシがカエルになるまでは後1週間程度かかると思います。今日で餌を与えるのを中止します。
数匹衣装箱で飼育して、カエルの生態について学びたいと思います。仮設池の物は変態後の写真は撮ることが出来ません。
前足が出ると旅立ち探す事は不可能ですので、飼育するカエルで撮影しました。
旅立ったモリアオガエルは殆ど木の上で生活しますので、蛇や蜥蜴以上に鳥の餌食になってしまいます。
親になってこの周辺に戻ってこられるのは極僅かですが、できるだけ生き残って欲しいと願っています。
今回でこのモリアオガエルの記事は一応中止し、衣装箱で数匹飼う記録は別のページに書きたいと思います。
ただ、初めての経験なので失敗する場合もあります。既に書いていますがアップするかは未定です。

上陸したばかり・8月6日撮影 衣装箱でもスイスイ登る・8月6日撮影 葉の上で・8月7日撮影

葉の上で一休み・8月8日撮影 赤玉土にまみれて・8月8日撮影 三匹揃い踏み・8月8日撮影

カエルは2センチほどの体長で写真より大分小さいです。望遠レンズで撮影

モリアオガエル???

雑記帳の3−4月に載せたものですが関係があるのでこちらにも載せておきます。

4月中旬、庭の山草を見て回っていましたら、小さなカエルを見つけました。
この蛙がモリアオガエルの子供と言ってよいのか自信はありませんが、普通のカエルと違っていました。
池に放すと、50センチほどは泳いでいましたが、溺れるような立ち泳ぎになり慌てて引き上げました。
普通のカエルでしたら、池に放すと潜って逃げてしまいます。
良く見ると皮膚にマダラの緑がかった模様があり、指先は丸く吸盤のようになっていました。
井戸の蓋の上に置いて、カメラを家までとりに行き、戻っても同じ場所にじっとしていました。
側に見えるのが山桜の花びらです。
親のモリアオガエルの写真と見比べましたが、似ていると言えばにているし、また、似ていないと言えば似ていない。
この蛙がモリアオガエルだとすれば、昨年飼育途中池に放したオタマジャクシのうち何匹かは蛙に成長したのだと思います。
3年で親になると言われていますので、楽しみに待っています。

モリアオガエル用の仮設池

・1/10・池の形に土嚢袋を置いていきます。
・2/10・一度に土運びをしますと腰を痛めますので、
・3/10・毎日少しずつ積みました。
・4/10・やっと一周積み終わりました。
・5/10・ブルーシートを張ります。
・6/10・水を張ります。シートは水圧で壁と馴染みます。
・7/10・金魚50匹入れてみました。。
・8/10・水深23センチ程度で満水です。
・9/10・垂木を渡します。
・10/10・鳥などに食べられないように網をかぶせます。。
この切り替えはHTML+TIMEで行っています。

昨年の9月の雑記帳に載せたものですが、関係あるので載せておきます。文は昨年のままです。

毎年庭の池にいろいろな蛙が産卵にやってくる。一番多いのがヒキガエルで毎年数多くの子供たちがこの池から旅立って行きます。
今年6月にモリアオガエルの卵を発見しました。最初に発見したのは親が産卵位置を間違えて、水のない場所に産み付けてしまった。
二番目のは小さなヘビに襲われ卵塊を食い荒らしているところを見つけました。
両方とも保護してオタマジャクシまでは育てたものの飼育に失敗しそうになり池に放しました。
だが、この池にもイモリやタガメやヤゴ、ミズカマキリなど水生昆虫が多く棲んでいます。
そこで、モリアオガエル専用の池を作ることにしました。
ただ、来年もこの池に来るか分からないのに、コンクリート製の本格的な池を作ることは無駄になるかもしれません。
とりあえず仮設の池を作り、来年の様子を見てから恒久的なものを作ろうと思います。

土嚢を四角に積みシートをかぶせ水を入れるだけのものです。
浅い池だと鳥やヘビが水に入りオタマジャクシを食べますので上面は金網をかけて保護します。

・・メールはこちらまで。・・モリアオガエルの飼育(カエル編)・・ヨーロッパイエコオロギの飼育

壁紙等は---キラキラ素材の館より


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