・1/8・200メートル離れたT氏の池で、大小2つ繋がっています。
・2/8・小さな木に産卵しましたが小さい池には水がありません。
・3/8・仮設池の上に垂木を並べ網が落ちないようにします。
・4/8・網は鳥や蛇や猫などの被害を受けないように設置。
・5/8・垂木の上に籠を乗せ卵塊を入れます。
・6/8・卵塊に籠をかぶせ、更に網をかぶせます。
・7/8・今製作中の段池の方から見た様子です。
・8/8・周囲の位置関係。沢や池のすぐそばです。
6月6日にブログに載せましたT氏の池、先日沢山のヒキガエルが上陸しました。この池は大小二つ繋がった池ですが小さい池には水が入っていません。雨が降れば底に少し溜まるだけのようです。
約3週間前にT氏(現在住んでいません・月に何度か来ます)にお願いして卵塊が2個以上ありましたら1個私が貰うことになりました。
17日に池に行くと小さな木に卵塊が1個ありましたが、卵塊の下には水はなくいつオタマジャクシが落ちてくるかもしれません。このまま放置すれば全て死んでしまいますので2個あるうちこちらの方を私が育てることにしました。
もう一つは大きいほうの池の縁に産んでいました。周囲に木のない場合モリアオガエルでもこの様な場所に産むことがあるそうです。こちらは孵化したオタマが水の中に落ちそうです。
我家の大きな池には色々な先住動物がいます。例えばイモリ、ミズカマキリ、ヤゴ、飼っている金魚など。
これらの餌食とならないように写真のようなモリアオガエル専用の仮設池があるのでそこで育てます。



孵化しました・6月27日

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今年我が庭でのモリアオガエルの産卵はありませんでした。
まだオスは鳴いていますが空しく聞こえます。
戴いてきました卵塊が6月27日に孵化しました。孵化と言いましても池に落ちたという意味で卵塊の中では何日か前に孵化しているはずです。
約1ヶ月でカエルに育てるのは池では水温が上がらず無理なのでケースで育てようと6月28日にすくってみました。
しかし、29日朝オタマジャクシを見ると仮死状態になっていました。
一昨年と同じような状態になり慌てて仮設池に戻しました。
昨年は孵化からカエルになるまで池で育てて50日かかってしまいました。
原因は水替えの時に井戸水を使用し水温を下げてしまったためだと思います。
今年は、汲み置きし水温をあげて水替えを行い、昨年より何日か短縮するつもりです。
下の写真はモリアオガエル専用の仮設池の中。
オタマ池全体で200匹以上はいると思います。
6月29日撮影・孵化の写真は27日撮影・オタマの写真は28日撮影

孵化して1週間・7月4日

7月4日でモリアオガエルが孵化して1週間過ぎました。
ケースで育てている人と比較すると成長は遅いが少しは大きくなっています。
標高700−800メートル南アルプスの北側に位置するため気温が低く早く育ちません。
野菜で言えばハウス栽培と露地栽培のようなものです。
1週間おきに成長を記録したいと写真を撮りました。
黄色の印のオタマを測りました。
5円玉は直径が22ミリで写真では32ミリに写っています。
オタマの全長は48ミリなので、22:L=32:48 L=33ミリ オタマの全長は33ミリです。
あくまで私のパソコン上の計算ですがどのパソコンでも結果は同じになるはずです。
定規を斜めから見ると大幅に狂ってしまいます。
同じように計算して頭の横幅は6.2ミリでした。
1週間後にどれだけ大きくなるか?? 7月4日撮影

6月30日に我が池の周辺で卵塊を見つけましたが、この卵塊のオタマなどは記録が複雑になるので書かないことにしました。

孵化して2週間以降

孵化して2週間 L=49mm 7/11 孵化して3週間 L=57mm 7/18 孵化して4週間 L=65mm 7/25

8月1日・モリアオガエル誕生

・1/6・育てた仮設池からすくってくるが全部育てるわけではない
・2/6・風呂場に置いた衣装箱に入れて前足の出るのを待つ
・3/6・上陸したカエルを育てる衣装箱で、中に赤玉土が敷いてある
・4/6・大きさも色まで違っていますが少し大きくなってから選別
・5/6・カエルには見えませんが2−3日でカエルの姿になります
・6/6・登って上まで行ってしまいます蓋を開けると逃げられる
この地は標高が高く気温が低くモリアオガエルの産卵は遅く、他の地よりも1ヶ月から1ヵ月半遅れてカエルになりました。
昨年は6月19日に孵化して8月7日に上陸しました。今年は6月27日に孵化して7月31日に一部上陸しました。
この写真は31日に撮影しましたが、8月1日の方が多く変態する見込みなので誕生日は8月1日とします。
昨年比約12日オタマジャクシの飼育期間が短くなりました。大きくなったカエルと違いアチコチに移動して管理が大変です。
昨年も25匹程度育てましたが、ある程度大きくなるまでの間は緊張します。
尾のあるうちは尾の養分をとって成長すると聞いています。上陸して尾が消える2−3日はあまり食べないと思いますがイエコを少し入れておきました。
衣装箱で飼いますが、上に登ってしまうと蓋を開けると、外に逃げ出しますので、中央に明けた空気穴を蓋の替わりに開け閉めしています。
8月中に小さなカエルたちを飼うケースを作ろうと思っていますが、室内の何処に作るか迷っています。

私は、箸やピンセットなどで餌は与えていません。餌を放してカエル自身に捕まえてもらっています。
我家のカエルはいずれ庭に放す事になりますので、餌付けと太りすぎはカエルのためになりません。

モリアオガエル誕生1週間


マウスを乗せてください

8月1日に誕生したモリアオガエル、今までのモリアオガエルと区別するために稚児モリアオガエルと呼びます。
今、写真の衣装箱で育てていますが、みんなケースの一番上で昼間は寝ていますので蓋を取ると一斉に逃げ出します。蓋は今まで取っていませんでした。
蓋の上の空気穴を開けて餌などを入れていましたので、この1週間直接の接触はありませんでした。そのためか昨年のモリアオガエルのようにおとなしくしていません。
何とか蓋を開けるためカエルを下に落として撮影に入りましたが、元気が良いと言うのか壁を駆け登って外に飛び出ようとしていました。
カメラの三脚を使ってなどとのんびりと撮影は出来ず、ピントを合わせていたら4匹が一斉に逃亡をして、慌てて捕まえるようにしたが結局2匹逃げられました。
予備のカエルは沢山いますが、逃げたカエルは結局ミイラになってしまうでしょう。不注意から可哀想なことをしました。

大きさは5円玉が22ミリですから、稚児モリアオガエルの体長は23ミリ程度でしょう。今回は特にボケた写真が多いです。(8月8日撮影)

モリアオガエル・誕生2週間経ちました

捕まえると死んだ振りをするカエルもいます 目を輝かせ隙を見ては逃げ出します ボードの壁を元気に登っています 飼育箱の蓋を開けると次々に登っては飛び出します 透明なアクリル板の外側から写しました 斑入りのクチナシの葉に掴まっています 赤いボードの床の上で 斑入りのクチナシの葉の上で休んでいます

稚児モリアオガエルが誕生して2週間が経ちました。写真を撮る日なのでモデル3匹で撮影に入りましたが元気良く逃げ出し今回も1匹逃げられました。
モデルを使った写真は2枚で撮影は中止しました。予備のカエル達を先日出来ました飼育室にケース蓋を取って入れましたら、みんな元気に飛び出しました。
それぞれのカエルが様々な方向に散り、ボードをよじ登ったり網を登ったり、アクリル板を登ったり元気に行動しています。
一部は衣装箱の中に入り、ヒキガエルと仲良くしているのもいました。蓋を取りましたので殆どのカエルが飼育室の中に出ましたが、元のケースに戻ったカエルもいます。
撮影後はどうするか迷いましたが、強制して飼育箱には入れず飼育室に放したままにしました。
腹が減れば餌の入っている飼育箱に戻ると思います。8月15日撮影

♪♪ 蛍の光窓の雪♪♪・稚児モリアオガエルとの別れ


                       8月1日に誕生したモリアオガエルと約10日遅れで誕生したカエル合わせて10匹を9月11日に放す事にする。
モリアオガエル小屋に蛇が入ってからカエルの野外での飼育は無理だと悟り、少しずつ放してきたが残り全部も放す事になった。
飼育箱を玄関前の小さな池の側に置いて、各カエルに自由行動をとらせ飼育箱から出たカエルの写真を撮ることにした。
今まで育て放すのは寂しい気もするが放すなら早くしないと寒さはすぐにやってくる。カエルのためにも早く放さないと。
レッドローチが今ベビーブームで沢山の子供が誕生している。餌に困ることはないので一年程度飼うという案もあったが未練残さず別れる事にした。
放したカエルや池から旅立ったカエルのうち何匹が大きくなって戻ってくる事を願いながら見送りました。

これにて2010年生まれの飼育は終了しました。

モリアオガエルの飼育・2010年生まれ

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