我が家の池 この池は1988年に私が作った池で、長さ約13メートル、幅は狭いところで1.3メートル広いところで3.5メートルあり、水は75センチ入っています。
毎年、ヒキガエルや一般の小さな蛙たちが産卵にやってきて、現在はオタマジャクシが何千匹かそれ以上なのか分かりませんが泳いでいます。
自然の中の池なので、イモリ、ミズカマキリ、タガメなどのオタマジャクシにとって天敵も生息しています。
また、ボウフラよけに金魚を10匹程度飼っています。

池の製作については何でも作ろう
モリアオガエルの卵 6月7日

5月の末から今まで聞いたことのない蛙らしい大きな鳴声が聞こえてきました。

そして6月7日に池の周りを歩いていたら、大きさ11−12センチ位謎の泡の物体を発見しました。
昔、NHKでモリアオガエルの放送をしていたことを思い出しました。
木の上に卵を産み孵化したオタマジャクシが次々に池に落ちていく映像だったと思います。
蛙は見ていません。泡だけで、各地で天然記念物になっているモリアオガエルの卵だろうか疑問です。
違っていたら、知っている人がコメントで知らせてくれるだろうが、彼方此方の情報をネットで調べてみました。

下記ののホームページにモリアオガエルの鳴声があったが、聞いて間違いなくこの鳴声でした。
天然記念物 モリアオガエルと生息地 臨済宗 大興寺のホームページ
卵の測定 ただ、卵を産みつけた場所が池の端より20センチ奥に入っていました。
孵化してオタマジャクシが落ちる場所は、池ではなく地面に落ちてしまいます。
習性は分からないが、陸を20cm歩くとは思えないので、トロ箱に水を入れて真下に置いておきました。
池ではヒキガエル等のオタマジャクシが泳いでいるのに、モリアオガエルは寝坊な蛙なのだろうか?。
木の上で産卵するため、梅雨に入ってからでないと泡が乾燥して孵化できないからだと思います。
受け皿に衣装箱 6月8日

昨日下に置いたトロ箱はネギ用のもので細長く、風や雨などの気象条件によっては落ちたオタマジャクシを全部受け入れられない場合も考えられる。
心配なのでトロ箱より幅の広い衣装箱にかえることにしました。

この泡がどのように変化して、オタマジャクシがどのように成長していくのか観察記録をとったら面白いだろうと早速ホームページ風に書いてみました。
まだ、産卵したばかりで毎日書く事もありませんので、毎日更新するものではありません。
オタマジャクシ飼育箱の配管工事 6月9日

まだ、オタマジャクシが孵化するか分かりませんが、オタマジャクシの飼育箱を作ることにしました。
孵ったものを池に放すのが自然ですが、イモリ、ミズカマキリなどの天敵が沢山います。
半分以上は食べられてしまうので、ある程度大きくなるまで保護することにしました。

まず、衣装箱に小さな穴を200個程度開けました。このことにより池との水位はほぼ同じになります。
そして浮力をつけるために両側に木を取り付けます。
そして池に入れて沈むところまで沈ませてから井戸からの衣装箱まで配管をします。
新鮮な水を少しずつ流し、一日で20回程度の水を替えたのと同じような状態にします。
飼育箱完成 水を入れても穴が開いていますので溢れることもありません。
数を多く入れた場合のことを考えて、エアポンプも装備しましたので酸欠にはなりません。
そしてゴミなどが入らないように蓋を閉めます。また片方は井戸とつながっています。
もう片方は風などが強い場合片方だけ流されると壊れる恐れがあり、細いロープで固定しました。

これで、仕上がりですがまだ行うことがあります。
オタマジャクシの生態を調べなければなりません。
ヒキガエルとモリアオガエルオタマジャクシに変わりは無いのでテストとして飼育を始めました。
50匹のヒキガエルのオタマジャクシを入れ、餌は何を食べるかなど調べなければなりません。
雑食性なので食パン、豚肉など何でも食べると思います。

国の天然記念物に指定されると許可無く動物は飼えないと思いますが、モリアオガエルは地方自治体の指定です。
山梨県ではモリアオガエルは南部町の生息地が指定されています。
私が池で飼っても問題は無いと思います。
何処からか採集してきたものではなく蛙自身が我が家の池を訪れ産卵したのですから。

2個目の卵塊 6月12日

雨も上がったので、飼育箱の餌を見に行きました。
池の周りを歩いていると2個目の卵塊を見つけました。
前のものと比較すると形良く作られていますし、オタマジャクシも池に落ちるようになっています。
6月15日

卵を産んでから気温にもよりますが1週間程度で孵ると言われています。
寒い日が続きましたがもうそろそろ孵るはずなので6時頃見に行きました。
すると、卵塊の下に置いた衣装箱の中に3匹ほど泳いでいました。
網で捕まえ飼育箱の方に移そうとしましたがなかなか捕まりません。
それなら、卵塊を枝から切り離し、飼育箱の上に網を敷き移動しました。
1時間程度のうちに数十匹下で泳ぐようになりました。
体長は1センチ強の頭の小さい細長いオタマジャクシです。
飼育箱の開けた穴から出てしまいそうな気がします。
想像していた以上に小さなオタマジャクシに驚きました。
ヒキガエルも小さいのですが、それよりも小さいと感じました。
木の上に産み付けるので、卵を小さくしないと卵塊の強度を強くしなければなりません。
蛙も色々考えて産んでいるのですね。
生まれたばかりのものは金魚にも食べられてしまいそうです。

餌は弁当を持って生まれてくるので、すぐ与える必要はないが少しずつ与えてみます。
動物達に悪戯されないように、上に籠を乗せ、配管を直し池の縁から少し離しました。
多分、全てが孵るのは明日までかかると思います。

16日早朝見に行きました。全て孵っていましたが何匹孵ったか数えませんでした。

2 6月17日

6月12日に産み付けた卵塊は、場所は問題なく孵れば池に落ちますが、オタマジャクシが小さいので金魚やイモリの餌になってしまうので、保護することにしました。
2個目の飼育箱を作り、卵塊の下にセットしました早ければ19日にも孵ると思います。

オタマジャクシは1ヶ月程度で蛙になるといいます。生長が早いですね。
ある程度の大きさになりましたら、池に入れる予定です。

モリアオガエルに関して参考にしたブログ・・湘南むし日記
6月20日

(インラインフレームで書いています。一部の機種では見ることが出来ません。)
連続で撮った写真を5枚使って、JavaScriptで動かしています。

6月15日に孵化したオタマジャクシは弱弱しく今まで写真を撮るのを控えていました。
大きさは少し大きくなった気がします。5円玉の直径は23ミリです。
生態を観察する上で重要なので生後5日目の写真を撮ることにしました。
今後は10日おきに成長の記録を撮っていきたいと思っています。
2 6月21日

第二の卵塊が産み付けられて9日目です。
そろそろと孵化して下の受け皿に落ちるのではないかと期待して5時半頃見に行きました。
まだ、一匹も泳いでいませんでした。
そして朝食を済ませて、虫の知らせとでも言うのでしょうか8時半頃再び見に行きました。
そこで見たものといえば、80センチ程度の小さな蛇が卵塊の中に半分身を入れているではないか。
一瞬珍しいのでカメラを取りに家まで戻ることも考えました。
でも、そうしている間に卵かオタマジャクシは全てたべられてしまいます。
手遅れかもしれませんが、卵塊を助ける方を優先させました。

蛇を卵塊から離すことは出来ましたが、既に大分食べられ数匹のオタマジャクシを見つけました。
まだ、残っていると思いますが、このままでは再び襲われてしまいます。
第一の卵塊のように枝を切り取り写真のように保護しました。何匹生き残っているか分かりません。

6月22日

昨日に続いて残念なことが起こってしまいました。早朝池に行って見るとオタマジャクシが沢山浮いているのです。
原因はわかりません。網ですくうと動き出すもの、全然動かないものなど様々です。
何しろ飼育は初めてなものですから、このまま飼育箱で飼い続けていいものだろうか。全滅する恐れもあります。
池に入れれば動物達の餌食になってしまいます。思案した結果池に放すことにしました。
したがって初めての卵塊の飼育記録はできなくなってしまいました。

その後、原因を考えました。モリアオガエルは何故他の蛙より1−2ヶ月も遅く産卵するのか。
ある程度の水温が高くないと生育しないのではないだろうか。
現在、朝の平均気温が20度前後で、池の水温が18度ですが、飼育箱には井戸の水が少しずつ入っています。
井戸水は13度ですが、飼育箱は池の水にも多少暖められますので15度前後だと思います。
この、温度ではオタマジャクシが冬眠状態になってしまったと思いますが、原因ははっきりしません。

第二の卵塊は今孵化しています。蛇にやられましたが100匹程度は孵化すると思います。
失敗を繰り返さないため、陸に飼育箱を置いて水温20度で育ててみるつもりです。

2 6月25日

6月23日、第二の卵塊孵化が終りました。
まだ雄が鳴いていますが第三の卵はまだ産み付けられていません。
  思ったより蛇の被害は少なかったようでオタマジャクシは200匹は超えるとおもいます。
オタマジャクシは元気にしています。まだ餌は与えていません。
28日頃から少しずつ与え、食べ具合を見ながら増やしていくつもりです。
2 第一のオタマジャクシの飼育は失敗したと思っています。
二度と失敗を繰り返したくないので水槽は池の外で育てることにしました。
これだと、水温は外気より1度程度の差です。
水槽(衣装箱)は3個使っていますが2個は井戸水を暖めるために使用しています。
水を替えるかオタマジャクシを移動させるかまだわかりませんがその時に使用します。
オタマジャクシが大きくなるにしたがって、水槽の数は増やします。
ヒキガエルに比較すると面倒な蛙ですね。
7月1日

また、残念な報告をしなければなりません。第二の卵塊が孵化して1週間がたちました。第一と同じように急に元気がなくなってしまいました。
この時期は孵化したときにお腹につけてくる黄色い餌がなくなる時期なのです。
水面にじっと浮いていたり、動かなかったりと活発さがなくなってしまいます。
別に死んでいるわけではなく触れば動き出します。これが本来の習性かもしれませんが、まだ勉強不足、心配なので再び池に放しました。
池には天敵も沢山いますが、何匹かは成長してくれると思っています。
来年の今頃までに、モリアオガエルの知識は身に付け二年連続で失敗することのないようにしたいと思います。

庭に棲むモリアオガエル

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1/8・度々ブログに登場するこの橋は2003年に作りました。>
マウスオンで画像は変わります。

雑記帳2008年−9月に載っているものと同じです。

モリアオガエル日誌

壁紙等は---キラキラ素材の館より


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