2011年3月30日・介護保険料の集金に来る

正午少し前、北杜市の職員2名が集金に訪ねてきた。集金に来る前に70歳の老人がどんな場所でどんな生活をしているのか。防災の意味もあり一度は来て欲しかったと思っていた。
ここは行政の番外地、選挙公報も来なければ、国勢調査の調査員まで来なかった。民生委員も含めて武川村当時から北杜市の福祉関係の職員は尋ねてきた事は一度もない。
集金の時だけしか訪ねてこないのか。国民健康保険、自動車税、固定資産税などは銀行から引き出すように手続きはしてあるので問題は起こしていない。

介護保険は武川村時代、一度介護保険証を返納して納めない時代があったが、北杜市になって武川村時代に遡って納めた。
その後、年金から天引きになった。ところが、一時普通納付となりその時は納めていない。
理由としては、納めても利用出来ないからで、完全に利用で切るなら無理してでも納めるとメールに書いたが、明確な答えはなかった。
年金2ヶ月で88000円と少ないのに介護保険料は8800円とちょうど一割、健康保険料は2ヶ月で12000円と高い。
北杜市関係で年金の三分の一がなくなり、電気料金、電話料金、医療費、自動車関係の支出をすると、2ヶ月で8000円の食費しかない。
食費が1日120円程度で生活している現状で今支払える状況にないと言っておいた。私の食費が1ヶ月4000円なのに介護保険が4400円と食費より高いのだ。

一人暮らし老人をどのようにして介護保険で見てくれるのか、担保のないかぎり支払いは拒否したい。

2011年6月27日9時22分・木内正夫から北杜市へのメール・介護保険証の返還

収納課・長寿福祉課殿

介護保険証の返還

平成16年8月16日付けの簡易書留便で当時の武川村に介護保険証を返したことがあります。担当は清水さんだと記憶しています。
この制度が出来たとき私は自ら命を絶たなくてもよいかも知れないと喜びましたが、この制度は家族がいてある程度の経済力がないと利用出来ない制度なのです。このことは福祉関係者が一番よく知っていると思います。
貧しい一人暮らしの老人は、更に貧しい生活に追い込む法律でもあるのです。
利用できる制度なら無理をしても納めたいとは思いますが、本当に利用できるのか、昨年7月29日にメールを出しましたが、「あなたは生活保護の対象にはなりません、一人で生活できなくなったら相談してください。」と質問以外の回答が返ってきました。

私にはプライドがあり、生活保護を申請したつもりはありません。
今、緑内障の治療を受けいずれは失明状態になり、自動車が運転できなくなるので、その時はどのように助けていただけるか質問したと記憶しています。

今年度の自動車税は納めましたが、眼が悪く自動車の運転は人様を事故に巻き込む恐れがあるため、車検を受けず自動車に乗るのを止めて自転車で買い物や通院しています。
武川の山奥から市役所のある須玉の塩川病院に行っています。
目が悪く心臓に疾患のある72歳の老人が自転車で暑い日中に長時間走ることは自殺行為なのですが仕方ありません。
また、冬期の3ヶ月間は路面凍結のため病院に通うことも、買い物にも出かけられない事は覚悟のうえの決断でした。

この北杜市に福祉と言うものが存在するのかは知りません。
70歳を超え一人暮らしでも、福祉関係者が一度も来たこともなく、3月30日に北杜市の職員の方が来たと思えば、介護保険の集金に来たのです。
集金に来る前に一度は高齢者がどのような所でどのような生活しているのか、震災などの時のためにも来て欲しかったのですが、北杜市に期待するほうが無理なのでしょうね。(北杜市は国勢調査も来ませんでした)

役所ならご存知の通り2ヶ月で8万8千円の年金で生活し、そのうち介護保険は1割の8800円を年金から天引き、国民健康保険料毎月6000円(2ヶ月で12000円)を銀行から引き落とし、その他北杜市に引き落とされる金額を計算すると、年金の約三分の一を北杜市に支払っています。
残った2ヶ月で6万円の中より、電気料金、電話料金、医療費、日用品や光熱費を引くと、食費は2ヶ月で1万円以下なのです。
私には役に立たない介護保険2万数千円、もしこれを支払うと約4ヶ月断食しなければなりません。介護保険料を支払い餓死しては意味がありませんので、保険証を返す決断をしました。

一人暮らしの貧しき老人は本当に介護保険を使えないのですよ。
88000円の年金では、利用できる資格があったとしても、1割の負担金さえ支払えないのですから。
と言っても税金で高い給料やボーナスをもらっている市役所の職員には理解出来ないでしょうね。

私のホームページ「里山に住んで」に次のようなことが書かれています。
私は次のことが起きましたら、自ら命を絶ちますと福祉関係には通知しました。
(1) 失明した時(2)一人で生活するのが出来なくなった時。

先日集金に来た北杜市の職員の2名の方にも、前回送りましたメールでも、自ら命を絶つことは告げてあります。

上記の条件のうち一つでも起きた時には、介護保険の世話にならず、自ら命を絶つことを約束いたします。

ただ、老人にとっての覚悟の死は人生最後のイベントでもあるのです。介護保険が一人暮らしの貧しい老人をどれほど苦しめているのか、厚生労働省に法の改正を促すためにも、ホームページ、ブログで死の寸前に予告すると共に、新聞社にメールをしてから自害するつもりです。

再度申し上げます。私は身体がどのような状態になろうとも北杜市に助けを求めることはしません。
北杜市も貧しき老人を苦しめ、老人を早く死に誘うようなことはしないで欲しいと思います。
北杜市も欠陥だらけの介護保険法(知識はあります)に基づいて行っていることは承知しています。
私も憲法25条に基づいて抗議しているのです。

【国民の生存権、国の社会保障的義務】
第25条--すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
2・ 国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。

誤解しないでください。生活保護を求めているのではありませんし、また私には資格はありません。(生活保護法の知識はあります)
2ヶ月で88000円の年金から一割の8800円を天引きすることが、憲法25条に触れないのだろうかを言いたいのです。
でも、天引きできるのは多分8月の年金まででしょう。

武川村柳澤3332 木内 正夫

送信記録の一部

北杜市からの返事はなし

メールに対する返事はなく、保険証は送りつけられてきました。
今も年金から収入の加減で減額された介護保険料は天引きされています。以前天引きされなかった一時期はどういうことなのでしょうね。
天引き出来ない法律的なことがあったからだと思っていますが、そうだとしたら今の天引きは法律違反なのでは。

北杜市へのメール・介護保険証の返還

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